久々にしょーもない話をひとつ。
ある日、自分のスマートフォンを見たら、前後のカメラのレンズの部分結露して、水滴がついてしまっていた。
そのスマホで写真を撮ってもごらんの有様↓
大きな寒暖差がある冬場の季節でもないし、そもそもこのスマホ (OPPO Reno A) は防水であり、最近 SIM カードスロットを開け閉めした覚えもない。
どこから水分が入ってしまったのか…
思い当たる節と言えば、先日このスマホに石けん水がかかってしまったことぐらいだろうか。
多分それだな。
(※ 「石けんで洗える」などと特記されているもの出ない限り、防水であっても石けん水だとパッキンから流入してしまうことが多い。 また、そもそもとして防水であっても防湿ではない。)
とりあえず乾燥剤とともにジップロックにぶち込む
原因はともかく、とにかく症状が悪化してしまう前に、なんとか本体内の水分を取り除きたい。
幸いにも、私は過去にも数々の電子デバイスを水没させてきた実績があるので、このようなことは慣れたもの。
スマホの SIM カードを入れるパッキンを取り外して、 いつものように乾燥剤とともにジップロックにぶち込んで一晩寝かせる。
…
……
水滴取れてへんやないかいっ!
ドライヤーの風を、本体を傷めない程度に離した距離から(具体的には、その風を手にも当ててそれほど熱くならない状態)あててみて、内部の水分を飛ばしてみる。
暖めた直後は結露がなくなるのだが、しばらく経って温度が下がるとまた結露する。
水分の逃げ道が無くなってるな、コレ。
内部に気流を起こしてみた
うーん、 SIM カードスロットの小さな口では、湿気が十分移動しなかったのだろうか。。。
とりあえず、気流を起こした方が良いのでは? という発想から、ジップロックにモバイル送風機を追加でぶち込んだ。
待つこと数時間。
前後合計3つのカメラのうち、フロント側と、リアの SIM スロットに近い側の水滴は無事取れた。
しかし、奥の方のカメラは全然ダメ。
口が小さすぎるのか?
それならばと、 SIM スロットの入り口に "じょうご" のような形状に丸めた厚紙をセットし、 モバイル送風機からの気流が強く本体内部に入るように&空気の出入り口が分かれるようにした。
赤丸のヤツがその "じょうご" だ。
ちなみに、左下のデバイスは温湿度計。
乾燥剤がちゃんと機能しているかどうかの確認のために一緒に入れている。
再び待つこと数時間。
ついに水滴が乾きだした!
モバイル送風機の電池を交換して翌朝まで十分乾燥させたのち、2日ぶりに本体の電源を投入。
無事、使用できることも確認した。
と言うことで、防水機能を持っているような内部の気密性が高いスマートフォンの場合、内部に風を送り込むことが大事らしいという、知見を得た。