さて、 Power Automate を含め Microsoft Power Platform には、プラン毎に最大要求数の制限がある。
例えば、多くの人が使っているだろう Office 365, Microsoft 365 F3/E3/E5 に含まれる Power Automate の場合、 24時間ごとの 6,000 要求数が上限だ。
Power Automate では、実行されたトリガー・アクションひとつひとつが、結果の成否にかかわらずこの「要求数」を消費する。
大きな数のループや、2重ループなどを行うと、意外と簡単に 6,000 要求数に達してしまう。
…ということで、 VyOS という OSS のネットワークデバイスを、 Windows 上の GNS3 で使えるようにするまでの長い道のりを、数回に分けて紹介しようと思う。
とりあえず、今回は環境導入編。
OS
実行する Windows のバージョンは、 CPU が Intel なら Windows 10 で問題ないが、 CPU が AMD (Ryzen/Epic) の場合 Windows 11 以上が望ましい。
これは、 入れ子になった(ネストされた)仮想化による仮想マシン のサポートが、 OS 側に必要であるためだ。
(一応、 AMD のサポートは Windows 10 Build 19640 以上となっているが、 このバージョンはプレビュービルドしか存在しない)