WM_SIZEをハンドルしないCDialogResizeを作る

前回突然オーバーライドと隠ぺいの話をしたのは、
今回の話につなげるため。

CDialogResizeは便利だが、
チェインを使ってコレを処理してしまうと、
その後にWM_SIZEの処理をすることができなくなってしまう。
(チェインする前に捕まえて、 bHadled=FALSE することは可能)

じゃあCDialogResizeを継承して、処理した後にreturnしないようにすればよいのだが、
OnSize関数は仮想関数ではないので、書き換えることができない。

ところが、そのOnSizeを呼んでいるメッセージマップの実態である、
ProcessWindowMessage関数は、(BEGIN_MSG_MAPマクロの中身)
チェインからのみで、CDialogResize内部からは呼ばれていないので、
これを隠ぺいしてしまえば、CDialogResizeのProcessWindowMessageは呼ばれない。

つまり、WM_SIZEを捕まえてもreturnしないProcessWindowMessageを書けばいいのだ。

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[C++] 継承クラスでの、仮想関数による再定義(オーバーライド)と、普通の関数の再定義(隠ぺい)の違い

よくある仮想関数を使ったポリモーフィズム(多様性)の例とは少し違うけど
(複数の種類の派生クラスのアドレスを、親クラスのポインタに代入するやつ)、
メソッドをオーバーライドした場合と、隠ぺいした場合の動作の違いを例示すると、
こんな感じのソースになる。 続きを読む

WordPress Theme Designer のテーマのバグ

今現在のこのブログは、Techy boxのフリー版を少し改造して使っている。
(…と言っても、サイドバーを左に移動しているだけだが)

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何が気に入ったかって、ページの頭にFeaturedが画像付きでどんどんスライドしていくところ。
…ところが、なんか1週目のループの調子がおかしい。
どうもバグがあるようだ。

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WM_SIZEを処理するとCDialogResizeが動かない?

最近、簡潔さとヘッダだけで動く手軽さ、動作の速さに出力バイナリの小ささから、
ATL/WTLに若干ハマっている。

WM_SIZEを処理するとCDialogResizeが動かないという
初歩的すぎるミスを犯したのでメモメモ。

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