Windows Sandbox は、Windows 10/11 Pro 以降に搭載されている仮想環境機能だ。
一時的でクリーンな Windows 環境を素早く作成し、アプリケーションのテストやファイルの検証を安全に行うことができる。
Windows Sandbox を使うにあたって、目的の作業に必要なツールをサクッとインストールしたいことがままある。
Windows 上でツールをインストールする場合、 Microsoft Store や winget を使う事が一般的だ。
しかし、 Windows Sandbox を立ち上げてすぐの環境ではこれらを使うことができない。
加えて、素直にこれらをインストールしようにも、依存関係が満たされていないためインストールに失敗してしまう。
そこで、 Windows Sandbox の設定ファイル (.wsb) を使用して、 Windows Sandbox 起動時に winget が使える状態を整えよう…というが、今回の話。
Windows Sandbox の設定ファイル (.wsb) とは
Windows Sandbox は、XML 形式の設定ファイル (.wsb) を使用して起動時の構成をカスタマイズできる。
この設定ファイルでは、主に以下のような設定が可能だ。
来たる 7月29日 に Windows 10 の 無料アップグレードが終了してしまうので、 後回しにしていた 自作のデスクトップPC を Windows 7 から Windows 10 にアップグレードしてみた。
実はこの デスクトップPC は、一度 Windows 8 に更新したあと、使いにくかったのと、当時載せていたグラボとの相性が悪かったのもあって、 Windows 7 に戻した経緯がある。
その後、 グラボは新しいモノに取り替えていたので、 Windows 8.x と互換性がよい Windows 10 なら、なんの問題も発生しないだろうと考えていた。
アップグレード前の互換性チェックも問題なく、更新をダウンロードして長いこと待てば問題なく更新される… はずだった。