前回突然オーバーライドと隠ぺいの話をしたのは、
今回の話につなげるため。
CDialogResizeは便利だが、
チェインを使ってコレを処理してしまうと、
その後にWM_SIZEの処理をすることができなくなってしまう。
(チェインする前に捕まえて、 bHadled=FALSE
することは可能)
じゃあCDialogResizeを継承して、処理した後にreturnしないようにすればよいのだが、
OnSize関数は仮想関数ではないので、書き換えることができない。
ところが、そのOnSizeを呼んでいるメッセージマップの実態である、
ProcessWindowMessage関数は、(BEGIN_MSG_MAPマクロの中身)
チェインからのみで、CDialogResize内部からは呼ばれていないので、
これを隠ぺいしてしまえば、CDialogResizeのProcessWindowMessageは呼ばれない。
つまり、WM_SIZEを捕まえてもreturnしないProcessWindowMessageを書けばいいのだ。