01/15 追記: |
価格.com のページは残っているが Lenovo の直販ページへのリンクが切れていて、どうも Lenovo 直販モデルの扱いがなくなってしまっているようだ… 販売代理店モデルはまだあるようなのだが、そちらはメインメモリサイズが 8GB にとどまってしまっている。 CES 2019 で後継モデルが発表されたのかと思いきや、そんなことは全くなく、リーズナブルな Surface ライクのサイズ&性能のモデルがなくなってしまったのが残念でならない… |
唐突だが、 2018 年のベストバイだった Lenovo の 2-in-1 タブレット, Miix 720 の Core i7 16GB モデル をレビューしたいと思う。
(2018年中の記事0は悲しいからね)
のっけから話の腰骨を折るが、 このモデルの発売日は 2017年 の夏ごろで、 2018年 に発売されたものではない。
にもかかわらず挙げているのは、 2019年も迫る現在でもこの端末に相当する良機が見つからないからだ。
購入経緯
まず、私はこれまで Surface Pro 2 (Core i5, 256GB SSD, 8GB Memory) を使っていた。
2013年当時は、 ペン同梱の本体と Type Cover をセットにしても14万円くらい購入ができた。
かれこれもうまる5年使っているので、 バッテリーがヘタヘタだし、 少しの衝撃で勝手に再起動されるようになってしまったので、 これの代替になるマシンが欲しかったのだ。
そこで、 2018年 にこれから数年使うために求めたのが以下の通り。
- 筆圧対応ペン付きタッチパネル搭載 ラップトップ または 2-in-1
- メモリは 人権 最低 8GB, できれば 16GB
- ストレージは 256GB 以上
- モニターは WUXGA 以上
- SD または micro SD カードスロット
これを、 Surface Pro 5 や 6 で揃えようとすると、
8GB メモリですら 16万円、 16GB メモリにこだわると 27万円 などというとても手が出さない値段になってしまう。
ところが、この Miix720 であれば実質 12万円 ですべてがそろってしまうのだ。
Surface Pro 2 と比べると、ふた回りでかいが、携帯性は高いので全然問題ない。
主な仕様と特徴
主な仕様は以下の通り。
製品番号 | 80VV00C0JP |
---|---|
OS | Windows 10 Home 64bit |
CPU | Core™ i7-7500U 2.70GHz (ターボブースト時 3.50GHz) 2コア |
メモリー | 16GB PC4-17000 DDR4 SDRAM |
ストレージ | SSD 256GB PCIe |
ディスプレイ | 12.0型 QHD (2880x1920) IPS液晶 マルチタッチ対応(10点) ゴリラガラス |
外部インターフェース | USB 2.0×1, USB 3.0×1, USB Type-C (USB 3.1, Thunderbolt 3, PD, DisprlayPort, 給電) ×1, microSD スロット |
使用時間(JEITA2.0) | 8.5 時間 |
付属品 | カバー式キーボード, 筆圧4,096段階 アクティブペン |
個人的にこのマシンの特徴だと思う点を、以下に挙げた。
Good! 16GB という大容量メモリ
とにかく、 メモリが 16GB 載っているという安心感はとても大きい。
最近は Chrome も Firefox も、 そして、今度 Chromium を採用する Edge も アホみたいにメモリを喰うし、 vscode などの Electron 製アプリたちも (Chromium なので) そうだ。
Edge が Chromium になれば、 ブラウザコンポーネントを使っているストアアプリたちもメモリ喰いになるだろう。
16GB もあれば、バカスカアプリ立ち上げっぱなしにしても、 メモリがページングせずに快適なデスクトップ環境が手に入る。
だいたい Chromium が悪い。
Good! USB Type-A ポートが 左右に2つ、 加えて充電対応 Type-C
地味にうれしいのが、 USB ポートの数。
スマホを中心に Type-C が台頭しつつあるが、 PC の周辺機器としてはまだまだ Type-A が中心だ。
モバイル端末なので、 そうそう USB を二つつなげたりということもないのだが、 それでも Type-A が2つあるのは安心だ。
そして、 Type-C から充電も行えるので、 モバイルバッテリーが活用できるのが心強い。
ただし、 DisplayPort や HDMI で外部出力する場合、 Type-C からの変換ケーブルをかませる必要があるし、 充電と同時に使いたい場合は、 別途
のようなものが必要であることに注意。Good! QHD (2,880×1,920ドット) という広さ
ちょっと細かすぎる位なので、 DPI スケーリング して使うことになるだろう。
ただ、 解像度が高い分、 当然 GPU や液晶の消費電力が上がって、 バッテリー持ちが悪くなっているだろうこともあるので、 正直もうひとサイズ落としてもよかったかも知れない。
BAD! バッテリー持ちは悪い
スペック表に 8.5 時間 と書かれていることからも想像できるが、 実働はせいぜい 5~6時間 程度なので(かなりバックライトの明るさに左右される)、 バッテリー持ちは正直良くはない。
ただ、 前述のとおり Type-C ケーブルを使って モバイルバッテリーからの充電が行えるので、 電源を得られないところで長時間使いたいときはそれを持ち歩けば良く、 出先で困ることはなかった。
また、 動作時間ではなくバッテリーの製品寿命の話だが、 Lenovo Vantage というバッテリー設定アプリで「保全モード」を ON にすると、 バッテリー充電完了を 容量の 55~60% に抑えることができる(いわゆる「いたわり充電」)。
AC につなぎっぱなしが多い私には非常にうれしい機能だ。
とくに、 これまで使っていた Surface は バッテリー寿命低下 が買い換えの要因になっているから、 なおさら。
BAD! 値段が下がらない
たった一つだけ、どうしても悩んでしまう 欠点 があった。
…それは…, 1年半前 のモデル (発表は 2年前) なのに、 この 1年 値段が下がるどころが、微妙に上がっていること だ。
レノボ等のメーカーの 1世代 前のモデルなら、多少値段が下がっていてほしいもの。
次のセールではもしかして値段が下がるんじゃないかと期待してしまい、なかなか購入に踏み切れなかった。
(いい加減、次期モデルが出てきてもよいはずだが)
ハピタス というポイントサイトで Lenovo/レノボ公式オンラインストア からの購入が 6% ポイントバック キャンペーンをやっていたので、 それが購入を踏み切るきっかけになった。
(10万超える PC で 6% 分の Amazon ギフト券 が手に入るのは、なかなかデカい)
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まとめ
BAD として挙げた2点のうち、 バッテリーについてはモバイルバッテリーで解決できるし、
値段については ただ 「実質型落ち品なのに安くならないのなら、発売当時買っておけばよかった」 という悔しさからくる嫉妬だけであり、 スペック的には現在の値段でも全然お買い得だろう。
2018年 はこんなお茶濁し的な記事だけとなってしまったが、来年は溜まりに溜まっている記事ネタを消化していきたいところ。